ミッションステートメント:

医療の価値(=健康上のアウトカム/社会のトータルコスト)を追求する

医療の価値に基づく健全な競争状況を内外に生み出し、関わる人々の合理的な取り組みを促し、信頼に基づく関係(社会関係資本)を形成する

保険診療、自費診療、医療外事業をミックスしつつ医療を持続可能なものにする

何かとザンネンな世のなかで、ひとらしく生きる

 

1.医療の価値(=健康上のアウトカム/社会のトータルコスト)を追求する

医療の価値=アウトカム/コスト。

価値が高い医療とは、

患者さんがよくなり、それに対して費やしたコストが少なくすむような医療です。

私たちは、

社会のトータルコスト・・・患者さん、その周囲の方々、医療関係者、関係機関などが費やした費用、時間、労力

に対する、

健康上のアウトカム・・・患者さんがどのような領域でどの程度よくなったか

を最大化することを追求します。

医療の価値を最大化するためには、

医療機関の職員だけでなく、患者さん、その周囲の方々、関係機関など、各ステークホルダーが、医療の価値に向き合い、患者さんの個別のゴールに向けて、サッカーチームのメンバーのように、それぞれが持てる力を発揮することが大切だと考えています。

そのチームワークをサポートするために、

独自の医療評価システムによって、誰がどのようによいアウトカムに寄与したのかを解析します。

医療機関の内部においては、よいアウトカムに関与した職員を評価し、その職員から学びあうサイクルを構築します。

外部との関係においては、医療の価値を最大化する意思と能力を備えた関係者との連携を深めてゆきます。

医療の価値に基づく健全な競争状況を創出し、

公的保険診療制度が財源不足のためにカバーできる範囲が縮小した後も、

保険診療、自費診療、医療外事業をミックスしつつ、適正なヘルスケアを持続可能なものにすることを目指します。

2.何かとザンネンな世のなかで、ひとらしくあるために。「職業、人間」

価値に基づく医療とその評価システムをてこに、

身の回りから、ヒトが劣化せずにいられる環境を整備したい。

価値に基づく医療とその評価システムを含むアーキテクチャを駆使して、

コミュニティの内外の複雑性を縮減し、

信頼(コミュニティの成員が共有された規範に基づいて規則を守り、誠実に、そして協力的に振る舞うということについて、コミュニティ内に生じる期待)を醸成し、

社会関係資本(人々のネットワーク、規範、信頼の総体)を強化してゆきたい。

このエコシステムに関わる人が、

世の中とどのように関わったり関わらなかったりするのかを自らデザインし、

ザンネンな世の中に負けて劣化してしまうことがないように力を付け、持っている可能性を発揮して、胸を張って生きていけるように応援したい。

このような思いをもって、最初の一歩としてクリニックを開設しました。